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スマホ脳とは?要約と感想|あなたはいくつ当てはまる?依存性チェック

毎日仕事やプライベートで使っているスマホやパソコンですが、便利な半面、脳が疲労することで集中力の低下や依存の危険があります。

「スマホを手放せずに毎日を過ごしていたり」「スマホがないと生きていけない」と考えている方には一度スマホ脳の恐ろしさについて理解をしておくべきです。

日本人の6割が持っているiPhoneですが、スティーブ・ジョブズは自分の子供にiPhoneやiPadやを与えなかったのはご存知でしょうか?

ジョブズはスマホの使いすぎは危険だと知っていたので制限をかなりかけていたようです。

スマホ中毒になっていないか見ていきましょう!

目次

脳の進化

脳は縄文時代から進化できていない!

実は脳は縄文時代から約1万年以上ほとんど進化していません。
ですが現代人の情報量は年々増えています。

現代人の1日の情報量

・江戸時代の1年分
・平安時代の人達の一生分

ここまで情報をためて問題ないのか不安になりますよね。

スマホ脳とは?

『スマホ脳』は脳科学的見地からスマホが脳に与える恐ろしい影響に警鐘を鳴らした1冊です。

発売直後に国内でベストセラーとなり42週にわたってベスト20にランクインし世界13ヶ国に版権が売れました。

中でも衝撃を受けたのは教育大国として知られるスウェーデンの教育界でした。

学校からの著者への講演依頼が急増し彼の提案する改善メソッドを現場に取り入れる学校が日に日に増えていきました。

最新の脳科学の膨大な実験結果をもとに医学者である著者は次々と恐るべき事実の一部をご紹介してみます。

スマホ脳の恐るべき事実

●わたしたち現代人は、10分に1回スマホを手に取っている。

触る回数は1日平均2600回

●1日2時間を超えるスクリーンタイムは【うつ】のリスクを高める。

スマホのアプリのスクリーンタイム(アプリを何時間利用しているか確認する機能)は1日平均4時間に達している。

●スマホと睡眠障害の関係も報告されている

いまや先進諸国で『睡眠障害』で医者を訪れる人は9人に1人にとなっていてスマホの影響は否定できない。

●大企業は脳科学者を雇用してアプリ開発を行っている。

『スマホ依存性』は最先端の脳科学研究に基づきアプリが脳に快楽物質を放出するドーパミン〈報酬系〉の仕組みを利用して開発されている。

●10代の若者の2割はスマホに1日7時間を費やしている。

このまま若者がSNSを使えば『80歳まで生きるとして、そのうち5年はスマホに使うことになる』

ここに挙げたのは本書で紹介している事実のごく一部です。

これは決して話を大袈裟にしているのでもなければ陰謀論の類(たぐい)でもありません。

スマホやアプリを開発した世界のIT企業のCEOやベンチャー投資家たちの多くは『スマホ』『タブレット』の危険性を熟知しています。 

そのためジョブズのようにわが子にはデジタル・デバイスへのアクセスを認めていないか極めて厳しく制限しています。 

・フェイスブックの「いいね!」の開発者は「SNSの依存性の高さはヘロインに匹敵する」と発言し自らフェイスブックへのアクセス時間を制限する措置を取りました。
・スティーブ・ジョブズは記者にiPadをわが子に与えるかを問われて「そばに置くことすらしない」と答えました。
・ビル・ゲイツは子供が14歳になるまでスマホは持たせませんでした。

『今や14歳でスマホを持っていない子供は2%に過ぎないというのに…』

スマホの依存度をセルフチェック

下記の項目からいくつ当てはまるでしょうか?

セルフチェック
  • スマホはいつでも手に取れる場所にスタンバイ
  • 1分の時間があればスマホを取り出す
  • 思い出せない名前などがあるとすぐスマホで検索する
  • バスの時刻表はスマホで「写真」を撮る
  • 初めての場所にスマホなしでたどり着く自信はない
  • 調べ物はほぼスマホやPCに頼っている
  • 年中忙しく、時間に追われている
  • 情報に乗り遅れることに不安がある
  • スマホの着信音やバイブレーションの空耳が聞こえることがある
  • 夜に布団の中でもスマホを見ている

▼該当する項目が多いほど要注意です。セルフチェックの結果はいかがでしたか?

0〜2個→青信号

3〜5個→黄色信号

6個以上→赤信号

黄色信号〜赤信号の方が多かったのではないでしょうか?

スマホ依存・中毒の危険性があります。スマホの使い過ぎが習慣化すると情報のインプットが多過ぎて「脳疲労」の状態になります。

そして脳の情報処理機能が低下してしまいます。

昭和の人は労働集約型の体を使う作業(仕事)が多かったので一晩寝れば回復すると言うのにも意味があったんです…

前頭前野の機能

今の人は江戸時代の1年分の情報を1日で処理しているので【脳】の疲れが抜けきらないんですね。人間は受け取る情報を脳の「前頭前野」という部分で処理しています。

大きく分けて3つの機能があります。

① 浅く考える機能
② 深く考える機能
③ ぼんやりと考える機能

絶えずスマホを見て情報をインプットしていると①浅く考える機能ばかりを使うことになり脳はヘトヘトに疲れてしまいます。

一方②深く考える=思考するであったり③ぼんやりと考える=客観視する機能は使われずにフリーズしてしまいます。

最近の研究では③ぼんやりと考える行為が脳にとって大変重要な役割をもつことが分かってきました。

この時情報の整理や分析を行ったり人間の本質に関わる思考を養っています。

この機能がフリーズしてしまうと自分を客観視できなくなり手短な快楽に流されやすくなります。

そのため脳が疲れている時ほどスマホの使用時間は長くなって依存度が高くなりやすくさらに疲れるという悪循環を起こしてしまうのです。

スマホが視界に入ってるだけで作業効率が50%減するとも言われています。

私たちは仕事・食事・掃除・趣味など何かの作業の合間にいつの間にかスマホをチェックしてしまっています…

・LINEの返信・SNS、ニュースのチェック・メールのチェックと無意識にスマホの情報に触れてしまいます。

あなたは1時間の仕事をするとしたらその間に何回スマホを触ってしまっているでしょうか?

「スマホが身近にある環境」が仕事の集中力や生産性をかなり奪っている可能性が高いです。

検証実験

2017年にテキサス大学で行われた実験で研究チームは約500人の学生を、2つのチームに分け作業の指示をしました。

・Aチームは目の前に電源を切ったスマホを置いた状態で単純作業をする。

・Bチームはとスマホを視界から遠ざけた状態で単純作業をする。

どちらのチームのほうが集中力が持続するかを確かめました。

結果はAチームの集中力はBチームの半分しかありませんでした。

たとえ電源が切れているスマホでも目の前にそれを置いて作業することで集中力は大きく低下することがわかったのです。

研究チームは「スマホなどのデジタルデバイスが近くにあるだけで目の前の作業に使える認知のリソースは減少してしまう」といっています。

スマホは現代人にとって必要不可欠なものである一方で私たちの集中力も奪っているものでもあるようなのです。

仕事中にどのようにスマホに触れにくい環境づくりをしていけばいいのかを考えてみます。

●メンタルコーチが教える集中力を保つたったひとつのシンプルな方法

作業をする時はひと手間かけないとスマホに触れないような場所に置くことです。

・机で仕事をする場合は立たないと手にできない距離かつ視界に入らない場所に置く。
・仕事ではバッグの一番底などすぐに手に取れない所へスマホを入れておく。

なぜ5分置き・10分置きにスマホをさわると集中力が下がってしまうのか?

人は何かの作業を【スタートするとき】により集中力を消費します。

作業をスタートする
  ↓
集中力を使う
  ↓
集中が継続状態なのにスマホをさわる
  ↓
作業を再開して集中力を消費する

こんな事を繰り返していては作業スタート時ばかりに集中力を使ってしまっている状態です。

作業がはかどってきたタイミングでスマホをさわってしまうことを繰り返しては当然生産性はあがりません。

一旦作業を止めた時点で集中力が切れてしまうのです。やり直しとなり効率が悪くなり疲れます。

クルマの燃費も信号が多く発進・停止が多い街中での運転のほうが田舎道を走るより燃費が悪くなるのと同じですね。

仕事場では「休憩時のみスマホでSNSやメールをする」という自分なりのルールを作ることで生産性アップしますのでおすすめです。

スマホが集中力を奪っている ➡スマホを遠ざけて作業をするといったシンプルな方法でうs。

仕事の生産性を高めたい方は「ひと手間かけないとスマホを触れないような場所にスマホを置く」を実践してみてはいかがでしょうか。

デジタル・デトックスする工夫

・目覚まし時計の『スヌーズ機能』を使わない
・朝に5分でも良いので太陽光を浴びセロトニンバランス・体内時計のリセット
・週に2時間でも森林浴をして自然の中でメンタルを改善する
・球技やウォーキングなど軽い運動で汗をかきリフレッシュ
・寝る2時間前には入浴をすませ『ブルーライト』を浴びない環境で質の高い睡眠
・寝る前に小さじ1杯の蜂蜜で脳に栄養を与え眠る
・仕事でも、できれば午前中は集中力のいる作業を行い、午後はルーティンワークにする
・昼食は軽めに、できれば20分ほどの『仮眠』をとる
・デスクに小さくても良いので植物を置き眼精疲労を防止する

まとめ

現代はスマホに限らず情報が多すぎます。今のうちに『スマホ脳』からデジタル・デトックスをとりいれて快適な睡眠で毎日健康に贈りましょう。

著:アンデシュ・ハンセン, 翻訳:久山葉子
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